八月十日
- takashimorijiri
- 2021年8月10日
- 読了時間: 1分
更新日:2021年8月22日
事前に準備しておいた杉板、廃材で屋根を葺きはじめた。ほんとうはもっとよい素材があるのだが、ひとまず試しに手ごろな杉板。おっちゃんに電動丸ノコで切ってもらい。ぼくはそれを屋根に打ちつける。ステンレススクリュー釘で。ウッドシェイクの方法で。というか、他の部位と同じようにガルバリウムをはる、という手もあるのだが、それだと味気がない。これは遊びなのだ。
ここの集落に住むひとはほとんど高齢で、数十年も経てばひとがいなくなるだろう。そういうことをたまに考える。滅びゆく土地で、壊れゆく家で、ぼくは暮らしていく。そのことについて、たまに考える。傾いた家を修復する、ということではなくて、傾いたままで、壊れた部分は隠すのではなく、むしろ何かのきっかけにすること。そういう方にぼくは関心があるみたい。何の影響、誰の影響ということでいえば、思い浮かぶことはいくつかある。あえて書こうとは思わないけど。いつか書くかもしれないし、書かないかもしれない。
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