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八月四日

  • takashimorijiri
  • 2022年8月3日
  • 読了時間: 1分

約一ヶ月ぶりに作業日誌をつける。

朝晩は涼しいし、日中もクーラーは必要ないくらいには涼しい。最初無意識に「涼しい」を繰り返すのを避ける選択を頭のなかでとろうとして、けれども、その繰り返してはいけない、という暗黙の掟に従わないのもたまにはいいだろうと思いなおし、そのままにしておくことにした。

畑の野菜がとれはじめ、近所のひとや職場でも野菜をもらい。野菜にかんしては買う必要がない。むしろありすぎて、ひとにわけるくらいだ。ここでは野菜をもらう主体とあげる主体の転倒を、何気なくやろうとしたのだろう。主語がないぶんそのことが容易。

屋根の主棟の修理をおおむね終わらせた。足場をつぎたし、木を加工して、設置した。広間のカーテンをとりはずし、簾をつける。床下もみなければ。

薪ストーブの設置、薪の調達もできるだけはやく。そのまえに狩猟免許をとることになる。


 
 

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