五月二十七日
- takashimorijiri
- 5月27日
- 読了時間: 2分
更新日:7月15日
ここ最近小説の仕上げをしていた。ほぼできていてもういいかな、というところまで書いて終わりということにした。新人賞に送ろうと思ったら定員に達していて締め切られていたので、違う出版社に送った。この作品は賞まで届かなかったとしても、何かしらの方法で本にしてのこそうと思っている。けっこう面白いものになったし(いくつかのAIに分析をかけ、ある程度の評価を得たし、自分でも何度か読みなおしたが悪くない感じがする)、自分で本をつくってみたい気もしている。
昨日家にいて突然スイッチが入りキッチンの改修のアイデアがわいてきた。計画をたて、材料をそろえ、近々とりかかるだろう。
今日はエヴァン・ダーラ『失われたスクラップブック』を読んでいた。ラジオのように無名の語りの連続。同じことを違う角度で何度も語りなおしたり、具体的な事象について書いているのだが、自己言及ともとれる描写が少なくなく入ってくる。そのバランスがいい。語りは上品で優しい眼差しに溢れている。前評判どおりである。
トーストに目玉焼きをのせて食べ、そば茶を飲んだ。洗い物をし、草刈りをして、買っておいたハーブを植えた。日本ハッカとモヒートミント、タイムは庭に。セージ、ローズマリー、オレガノは鉢に植えた。ジビエ肉を使う際重宝するだろう。ローズマリーとタイムは以前植えたのだが、ローズマリーは寒さで枯れタイムは母が来て雑草と一緒に刈ってしまった。今年は失敗をふまえて、強いものを庭に、環境に調整が必要と判断したものは鉢に、という具合で分けた。
北側の屋根の破損した杉の板が、下に落ちたままになっていたのを回収した。そして玄関前の庭に並べ草避けにしてみた。どうなるか。
ふと思い立って暖簾をつくりはじめた。去年の9月に下地の暖簾、ステンシル用具、デザインを印刷した紙は用意していたのだが、まったく手をつけてなかった。なかなか繊細な作業になると考えていてハードルがあがっていたのだろう。ステンシルシートに文字とロゴを書き写し、カッターで切り取る。写すときも切るときもちょーてきとー。ぐだぐだがたがた。繊細さのかけらもない作業。けれどもそれでいいのだという感じはしていた。きっちりした暖簾をつくりたいとは思ってなかった。もっと隙だらけのほうが暖簾ともこの場所とも相性がいいと無意識に判断したのだろう。

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