五月十五日
- takashimorijiri
- 2022年5月15日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年5月15日
引越して数日がたった。
部屋の掃除をして、必要なものを運び、最低限生活していける状態になったと判断した。
最初は不安だったものの、一晩泊まってしまえば、もう慣れてしまった。住めば都とはこのことだ。とはいえ、まだ不便なところがおおいので少しずつ整えていく。
ボイラーをまだ交換していないので、お湯がでない。シャワーは、石油ストーブで湯をわかし、ポータブルシャワーのバッグにいれて溜め、浴室につるし、それで浴びる。十分だが、いまはよくてもおそらく秋から冬、春先にかけては気温が低すぎてたえられなくなるだろう。ボイラーは薪と灯油の兼用を購入し、設置しようと考えているが、まだ数ヶ月余裕をみて、後回しにする。
まずは屋根をなんとかしなければならない。棟の一部が破損しているので、単管パイプで足場を組み、はしごをかけて調べ、木材で直す。それから軒先、雪の重みで割れている箇所がある。カバー工法でガルバリウム銅板の下は茅葺きになっているから、すぐには雨漏りはしないが、時間がたつと茅が腐り、水がどんどん下の方に侵食していく。放っておくと取り返しのつかないことになると判断し、はやめに手をつけることにする。
山側の溝を掘ること。これも去年からいっていたことだが、山からの水の排水が十分ではなく、家の下まで湿気がきてしまっているため、山側の床下が傷んでいる。なんとかしないと、のちのちめんどくさいことになるかもしれないし、心配で床上の作業ができない。溝を掘り、排水システムがうまくいったら床下の補修にはいる。
薪ストーブの設置と薪の調達、保管。これは冬までにどうにかすればいいが、薪は準備したとしても二年はおいた方がいいので、今年は買うか、何かと交換で知人にもらうことにする。これは急ぎじゃないし、最悪なくてもやっていけるが、便利なのでできれば冬までに設置したい。
じゃがいもの芽がところどころでた。ここのところの雨で心配だったが、土の水はけがよく、大事にはいたらなそうだ。機をみて、他の作物にも手をつける。
戸隠に住んでいると、酒をのまなくなる。いろいろ別のやることが頭に浮かんできて、酒に使う金と時間がないと判断することになるからだろう。インターネットをまだいれていないのも理由のひとつかもしれない(いまこれを実家で書いている――何かしら用事があるたびにこれからも帰ることになる)。これがいいことなのかどうなのかいまのところわからないが、まあこの変化も楽しめていればいい。禁欲的な生活をしたいとはまったく思わないが、酒をのむことよりも大切で面白いことが他にあるからそれで満足できるのかもしれない。まあ、もっと生活に余裕がでてくれば酒をのむこともあるかもしれないが。家族や友人、知人を招いたときはもちろんのむことになるだろうし。
今日は区の集会場の掃除に参加する。
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