top of page

十二月十五日

  • takashimorijiri
  • 2023年12月15日
  • 読了時間: 2分

今年の冬は今のところ暖かい。寒い日もある。

庭にくる動物の生ゴミを漁った跡や足跡、キジの姿を見かける。

薪風呂の水漏れとの格闘がつづいている。揉み合いになってぐちゃぐちゃ、というわけじゃなくて、ジャブを指し合っては距離、間合いをはかっている感じ。

浴槽の外側にシリコンを重ねていってだいぶ水漏れは減ったがそれでも水漏れする。隙間があいていてそこにわずかに水が入っているのだろう。放っておくと隙間が広がることが予想される。

もしやと思って浴槽の内側の循環パイプ内の接続部分らしき溝を狙い防水テープをはってみて、これで水漏れは防げたんちゃうか、そうに違いない、やった、という希望的観測の宛は外れ無事失敗フラグを回収、水漏れはつづいている。それでもあまり量はおおくないから、気持ちよく風呂に入ってはいるものの、貯めたままにしておけば水漏れしつづけるわけで、浴槽の下が湿る。これがまだ冬で空気が乾燥して気温が低いからいいものの夏だったらカビさんに絶好の繁殖環境を寄与してしまうことが想像される。それはやだ。しかもせっかくつくったお湯をすぐに捨てるのはもったいない。洗濯に使い回したい。

だからなんとしても水漏れは防ぎたいがなかなかよい手が思い浮かばない。一度すべてのシリコンをはがして、浴槽の外側の樹脂の凸凹を平らにしてからまたつなぐのが一番確実な気がしてきているが、今までやったあれこれが無駄になるのを認めたくないのと、凸凹をならしたとて水漏れがおさまる保証はどこにもないことが重なり、そんなアイデアはなかったことにしている。怖くて思考に蓋をしている。

さて、どうするか。

 
 

最新記事

すべて表示
十一月十六日

何かが髪に当たり手で払った。つぎに強烈な痛みが頭を襲い、なんらかの虫が数匹集まり頭を攻撃してきたことがなんとなくわかった。しかも髪の長い箇所を避けて短い箇所を的確に狙ってくる。数か所刺されたところで手で眼鏡を弾いてしまい、眼鏡はどこかへ飛んでいった。しかし払っても払っても虫は攻撃をやめなかった。眼鏡はあきらめて家の中に避難すると――避難の勢いで網戸が外れた――、虫は(このときにはもう相手が蜂、しか

 
 
九月八日

八月は何をしていたのか忘れてしまった。忘れてしまったけれどすべて忘れたというわけではなくて、ほとんどといった程度のものだ。 長く暑い日がつづいていた。雨もときどき降っていた。そのせいだろうか。何もやる気が起きなかった。何もといってもすべてではなくて、本は読んでいたし何かしら...

 
 
七月十一日

畑をがっつりつかう余裕がなかった。裏の家の方が使いたいというので、使ってもらっている。特にお金はとらない。草を管理してくれるし、できた野菜は届けてくれる。 前の家の方は、新しいトラクターを買ったのだが、置き場がない、車庫を使わせてくれなかいか、という。車庫には除雪機と耕耘機...

 
 
bottom of page